冥王星

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冥王星・降格の星

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1930年2月に発見されて以来、長い間太陽系の惑星とされていましたが、その直径は2320Kmと非常に小さく、木星の4大衛星や土星のタイタン、海王星のトリトン、そして地球の月よりも小さい惑星でした。

 

しかも1992年以降、冥王星と同じ大きさの外線天体(海王星軌道の外側で太陽を公転する天体)が、続々と発見されました。
これにより、太陽系の研究者などから冥王星を降格させる声が広まりました。

 

2006年8月に、国際天文学連合総会で「準惑星」という分類を新設することが決定したことで、冥王星は準惑星に分類されてしまい、降格となりました。

 

 


探査

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冥王星は、地球からの距離が約5913520000Kmと、すごく遠いために無人探査機などを送り込むのは非常に困難です。

 

以前に打ち上げられた無人探査機ボイジャー1号は、初めの予定では冥王星に近づく事も可能でしたが、土星の衛星タイタンへの探査に変更されたために冥王星に接近できませんでした。
続くボイジャー2号も接近しなかったので、これまでに冥王星に接近した無人探査機は1機もありませんでした。

 

しかし、2006年1月にアメリカのNASAは、初めて冥王星に接近する無人探査機「ニュー・ホライズンズ」を冥王星に向けて打ち上げました。
予定では、2015年7月頃に冥王星に最接近し、詳しい観測が始まると思われます。

 


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