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天王星・横倒しの星
太陽から7番目に離れている惑星の「天王星」です。
太陽からの距離は、約2870990000Kmです。
太陽系の中では、3番目に大きな星です。
天王星は「木星」「土星」「海王星」と同じガス型惑星なので「木星型惑星」と分類されていましたが、星の形成する主成分などの違いから「天王星型惑星」と分類されるようになって来ているそうです。
太陽系の惑星は公転面に対して自転軸はほぼ垂直になっていますが、天王星だけ他の惑星とは違って公転軸と自転軸が約98度も傾いているのです。
つまり、ほぼ横倒しの状態で回っているのです。
天王星の自転軸が、どうしてこれほど傾いているのか詳しい事はまだ解かっていませんが、おそらく太陽系誕生の頃に、地球ぐらいの大きさの原始天体が衝突して横倒しになったと考えられています。
このため、天王星の北極と南極では信じられない事がおこります。
天王星は、太陽を1周するのに84年もかかります。
つまり北極では42年間も昼間が続き、反対の南極は42年間も夜が続くというのです。
私たち地球人類から見れば、とても信じられない事が起こっているのです。
また不思議な事に、極地方に太陽のエネルギーを多く受けるはずなのですが、何故か極地方周辺よりも赤道周辺の方が温度が高いのです。
この不思議な現象がおこるメカニズムは、まだ解かってはいません。
衛星
天王星の衛星は、2005年の時点で27個発見されています。
無人探査機ボイジャー2号が、接近するより前に地上からの観測で発見されていた5個の衛星「アリエル」・「ウンブリエル」・「チタニア」・「オベロン」・「ミランダ」のこれらを天王星の『5大衛星』と呼ぶそうです。
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